ラスコー展とシャーマン

鳥人間の壁画 ラスコー展
鳥の上にいるのが鳥人間と言われている壁画 ラスコー展より

先日、ラスコー展を見に行ってきました。

 

「ラスコーの洞窟 僕らの秘密の宝もの」 

エミリー・アーノルド・マッカリー 絵と文

 

という絵本を読んでからいざ出陣。

この絵本には、洞窟絵を発見した子どもたちについて

また洞窟についても描かれています。

 

1940年に犬が地面を掘り返していて、木が倒れ

大きな穴が開いたところに落ちてしまったそうです。

犬の飼い主の少年と近所の子供たちがその穴に

探検に行ってラスコーの洞窟が発見されたと描かれていました。

 

ラスコー展では、たくさんの人がいてゆっくりと解説などを

読むことはできませんでしたが、洞窟の全体像が3D模型で

再現されていて、その大きさや様子が展示されていました。

 

模写された壁画ではやはり雄牛の絵が大きく取り扱われていて

たくさんの人たちが見入っていました。

 

私が個人的にみたかったのは、「鳥人間」といわれている

頭が鳥で体が人間の壁画です。

 

模写されたものが展示されていました。

 

長く続く洞窟の中に1か所深い竪穴があります。

5Mほどほぼ直角に下がったところ、真っ暗な中に

描かれている絵です。

 

 

タッチパネル式の説明文に 

鳥人間の説明が書かれてありました。

 

「洞窟の中でも一番深いところに描かれている鳥人間は

シャーマンなどの特別な人によって描かれていたものと思われる」

(文章の詳細はそのままではないです。私の記憶の中のものです。)

 

その説明もタッチパネルの奥深くにあったけれど(笑)、

そうか、そういう解釈はきちんと存在しているのだと知って

うれしさで顔がひとり「にんまり」していたのでした。

(そういったことがあまり説明されていないと勝手に思っていたので)

 

 

SHASの研修で「シャーマニズムとセレモニー」に出ているため

さらに想像を深めながら、その時代を静かに思い描いていました。

 

シャーマニズムについて個人的に興味深く思っているのは、その生き方と

儀式の意味や儀式について。

 

研修の時に友人が話していた北海道の洞窟絵のことも同時に思い出していました。

たしかフゴッペ洞窟だったかと思うけれど。

人間の背中に羽が付いている洞窟遺跡も興味深いです。