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自尊心が低いと自分を癒すの続き

Photo by Arno Smit on Unsplash

自尊心が低い

自尊心が低いってどんなこと

自尊心が低いって言葉をどんな時に使っているだろう。

 

私はなんとなく

 

自尊心が低い=自信がない

 

そんな風に使ってました。

 

しかしよく見てみれば

 

自分を尊重する心

 

ですから、自信がないとは違いますね。

 

 

海外にいた時に、あるお父さんが息子さんに

 

I'm so proud of you.

 

と言っているのを聞いてとても感動したことがあります。

 

 

日本語に「あなたを誇りに思うよ」などという

 

表現があったのかな、と思ってしまったのでした。

 

「ああ、いい表現だなぁ」と。

 

 

自尊心が低いというのは

 

自分を誇りに思う気持ちが低い

 

ってことなのかな、と思います。

 

自分を誇りに思うことができる、

 

もちろんそれは自信につながって行きます。

 

自尊心にも種類がある

日本ウェルネススポーツ大学の教授に

 

近藤卓さんという方がいらっしゃいます。

 

そのかたは「自尊感情理論」ということを話されていて

 

自尊感情は2種類に分けることができる、とおっしゃっています。

 

 

1つ目は、社会的自尊感情

 

2つ目は、基本的自尊感情

 

 

社会的自尊感情というのは、

 

・うまく言ったりほめられたりすると高まる。

 

・失敗したり叱られると低くなる

 

基本的自尊感情は

 

・成功や優越とは無関係

 

・自分をかけがえのない存在として

 丸ごと認められる

 

 

というもの。

 

その2種類の自尊感情が様々なバランスで組み合わされて

 

自尊感情が出来上がっているとおっしゃっているのです。

 

 

自分はどちらがどうだろう?

社会的自尊心と基本的自尊心。

 

社会的なものは成績が伸びたりスポーツで勝ったり。

 

簡単に伸びるけれど失敗すると急速にしぼんでしまう。

 

基本的自尊感情は信頼関係の中で少しずつ育むもの。

 

なのだそうです。

 

 

 

さて、自分の中でこの2つはどんなバランスだろうか?

 

と見ていくことができるのではないでしょうか。

 

 

大きくざっくり「私は自尊心が低い」ということより

 

「今まで勉強はたくさんやってきてできたので自信があるし

 

仕事もそこそこできているけれど、自尊心がなんだか低い」

 

というときは、基本的自尊感情が低いのかもしれません。

 

 

社会的自尊感情は努力次第で育てることができる

社会的自尊感情は基本的自尊感情がしっかりしていれば

 

努力することで育てていくことができる

 

 

なので、資格習得やってみよう!勉強を始めてみよう。

 

と努力して獲得していくことができます。

 

 

ところが基本的自尊感情は「信頼関係の中で少しずつはぐくむもの」

 

である以上何かを頑張って手に入れるものではなさそうです。

 

 

理想的な基本的自尊感情の獲得の仕方は

 

幼い頃から両親や周りにいる大人との信頼関係の中で

 

感情や経験を共有し育むことができます。

 

 

だけどもう大人だし、今さら何ができるの?

今や大人になってしまって、過去に戻ることはできません。

 

だったら今さら何もできないし、自分は基本的自尊感情低いままだから。

 

変えられないじゃんって思ってしまうかもしれません。

 

 

ですが、私はそう思いません。

 

昨日のブログでも少しお話ししたけれど

 

自分と相性の良いヒーラーやプラクティショナーと

 

長いスパンで付き合っていくことが「信頼関係の中で少しずつ育む」

 

ことになると思っています。

 

 

それは心理療法家とのセッションでも同じだと思います。

 

 

小さな頃の家庭環境が悪かったりバランスが良くなかったり

 

必要なものを与えられなかった、面倒を見てもらえなかった。

 

信頼できる大人がいなかった。

 

うん、それはすごく辛いことだったし

 

ハッピーなことではなかった。

 

 

だけど、それで終わりじゃない

そうであっても、今、あなたは

 

「信頼関係の中で少しずつ自尊感情を何かを育む」

 

ということができる。

 

それも自分の力で自分のために決めて

 

それを誰かと育むことができる。

 

 

大人になって力をつけたあなたは

 

時間がかかるかもしれないけれど

 

 

失っていたものをちょっと足りなかったものを

 

今は「育む」ことができる。

 

 

それは、療法家やヒーラーやプラクティショナー

 

だけでなく、時に友人が、時にペットたちが、

 

そして時に夢や自然とともに育んでいける。

 

 

近藤氏は「それは薄い和紙を一枚一枚のりでつけて

 

重ねていくような作業」と書かれていました。

 

 

それでもそれは自分で自分に与えることができる

 

癒しでもあるし尊いことなのではないか。

 

 

そんな風に思います。

 

 

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参照:「教師にできる自殺予防」高橋聡美著

   「いじめから命を守る:逃げろ、生きるため」近藤卓

   「誰も気づかなかった子育て心理学」近藤卓

 


 

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